ペネトレーションテストとは

脆弱性診断が「脆弱性の発見・リストアップ」を目的とするのに対して、ペネトレーションテストは「実際に攻撃を試みて、どこまで侵入・被害が到達するかを証明する」実戦的な手法です。

攻撃者の視点でシステム・ネットワーク・組織の防御を総合的にテストし、「発見された脆弱性が実際に悪用可能かどうか」「侵入後にどこまで被害が広がるか」を検証します。

結果は経営層にも伝わる形で報告し、セキュリティ投資の優先順位づけや対策立案に直接活用できます。

こんな方に
  • 診断で脆弱性が見つかったが、実際の影響度が分からない
  • 経営層・役員会にセキュリティリスクを具体的に説明したい
  • 攻撃シナリオを実際に試して防御の有効性を確認したい
  • セキュリティ対策に投資してきたが、本当に機能しているか検証したい

3つのテストタイプ

課題・目的・予算に応じて最適なタイプをご提案します。

標的型ペネトレーション

Targeted Penetration Testing
脆弱性診断後に推奨

脆弱性診断で発見された高リスク脆弱性に集中して侵入を試みます。「この脆弱性は本当に悪用可能か?」「攻撃が成功した場合、どこまで被害が及ぶか?」を検証します。

  • 診断で発見された特定の脆弱性に対する攻撃の実証
  • 侵入成功後の影響範囲・被害シミュレーション
  • 悪用の難易度・条件の詳細評価
  • 修正後の再テストで改善を確認
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シナリオ型ペネトレーション

Scenario-Based Penetration Testing
総合リスク把握に

実際の攻撃者が行う一連の攻撃シナリオを再現します。「外部からのフィッシング → 内部侵入 → 横展開 → 機密情報窃取」など、攻撃の連鎖を総合的にシミュレーションします。

  • 業界・組織特性に応じたカスタム攻撃シナリオ設計
  • 外部侵入から内部横展開・権限昇格まで一連の攻撃を再現
  • ソーシャルエンジニアリング要素の組み込み(オプション)
  • 防御側の検知・対応力の評価(ブルーチームとの連携オプション)
  • 攻撃タイムライン・詳細手順のレポート
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フォーカス型ペネトレーション

Focus-Based Penetration Testing
他社結果の活用に

他社(競合・同業他社・取引先)で発見された脆弱性や、業界で流行している攻撃手法に着目し、自社で同様のリスクがないかを重点的かつ効率的に検証します。

  • 業界特有の既知攻撃手法・脆弱性パターンを起点に検証
  • 他社診断結果・インシデント情報を参照した検証設計
  • 最短・最効率で重大リスクの有無を確認
  • 類似脆弱性の特定と予防的対策の提案
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脆弱性診断とペンテストの違い

比較項目 脆弱性診断 ペネトレーションテスト
目的 脆弱性の発見・リストアップ 実際に侵入できるかの検証・証明
アプローチ 網羅的・広範囲 目的指向・深掘り型
成果物 脆弱性一覧・優先度・推奨対策 侵入証跡・被害シミュレーション・攻撃タイムライン
実施タイミング 定期的・リリース前 診断後・重要システム・経営判断前
費用・期間 比較的短期間・低コスト 規模・シナリオにより変動
推奨順序 先に実施(基礎的なリスク特定) 診断後に実施(リスク実証・深堀り)

成果物

経営向けエグゼクティブサマリー(侵入成否・リスク総評)
攻撃タイムライン(実施した攻撃の詳細ログ)
侵入経路・手法の詳細解説(スクリーンショット付き)
到達した情報・リソースの証跡
防御上の課題と改善優先順位
対策実装ガイド・推奨アーキテクチャ

導入の流れ

1

ヒアリング・シナリオ設計

目的・対象・制約・想定攻撃シナリオをヒアリング。テストルール(ROE)を設計します。

2

NDA締結・ルール合意

テスト範囲・禁止事項・緊急連絡体制・作業時間帯を明文化し、書面で合意します。

3

ペネトレーション実施

偵察・侵入試行・侵入後評価を段階的に実施。重大な問題が見つかった場合は即時報告します。

4

レポート納品・報告会

攻撃の全過程・侵入結果・リスク評価を詳細に記録したレポートを提出。経営層・技術者向けに説明会を実施。

5

改善支援・検証

対策実装のアドバイスと、修正後の確認テストで防御力向上を検証します。

よくある質問

通常は脆弱性診断を先に行い、高リスクな脆弱性に対してペネトレーションテストを実施することを推奨します。ただし、目的によっては最初からシナリオ型ペンテストのみでも有効です。ヒアリングで最適な組み合わせをご提案します。
可能です。テストルール(ROE)で影響範囲・禁止事項を明確化し、緊急時の停止手順を整備した上で実施します。ステージング環境でのテストも対応できます。
緊急連絡体制を事前に整備します。意図しない影響が発生した場合は即座に作業を停止し、お客様へ連絡。復旧サポートも行います。

実戦テストで、守りの精度を証明する。

まずは無料ヒアリングで、最適なテストタイプをご提案します。